NEWS

2024.06.04

EVENT

TVアニメ『SHY』Blu-ray第1巻発売記念イベント オフィシャルレポート公開!

2024年5月26日(日)、秋葉原UDXシアターにてTVアニメ『SHY』Blu-ray第1巻発売記念イベントが開催されました。出演者は下地紫野さん(シャイ/紅葉山テル 役)、東山奈央さん(小石川惟子 役)、杉田智和さん(えびお 役)、能登麻美子さん(スピリッツ 役)。第1部、第2部と行われたイベントのうち、第2部の模様をお届けします。

 

 

登壇した4人は冒頭の挨拶から和やかな雰囲気。第1部との合間に楽屋でも話が盛り上がっていたそうで、その雰囲気のまま最初のコーナー『サイコロトーク』へ。サイコロを振って出た目のトークテーマに従って、エピソードトークを展開していきました。

 

 

1人目の杉田さんは「インドアな話」として、部屋の毛布を片付けるタイミングがわからないという生活感あふれるトーク。「恥ずかしかった話」が出た能登さんは、漫画でよくあるメガネを頭にのせた状態で「メガネ……メガネ……」と探してしまったエピソードで笑わせます。結局は鏡を見て気がついたのだとか。

 

 

みんなが不思議そうにしていたのは、下地さんの「諦められない話」。物心つく前から抹茶味の食べ物が好きだった下地さんは、なぜかここ数年、2口ぐらい食べると満足するようになったといいます。「老いかな?」と冗談めかしつつも諦められない様子でした。

東山さんが「あなたにとってのヒーローは?」のテーマで回答したのは「母親」。中学受験の際、東山さんの苦手な漢字をまとめたノートを作成し、受験当日の朝に渡してくれたエピソードで、みんなを驚かせていました。そのおかげもあり、第1志望の学校に合格できたとのことです。

 

 

再び回ってきた杉田さんは「恥ずかしかった話」として、人の失敗に対して恥ずかしいと追求したり責めたりすることはしないと、自身の信念を口に。

「シャイという言葉がプラスに転化しているのはこの作品のいいところ」だと、作品の魅力も語っていました。

 

ラストの能登さんは「お酒で失敗した話」。山のようにあるという失敗談から、お酒を飲むとよく財布を落とすため、一時期お札を丸裸にして持ち歩いていたエピソードを披露し、杉田さんから突っ込まれていました。

 

 

続いては『生アフレココーナー』。事前投票によって選ばれた下記のシーンを第4位から順番に生アフレコで披露。先ほどのトークの雰囲気から一変、迫力や緊迫感のあるセリフ、細やかな息遣いなど、魂のこもった演技をみせてくれました。

 

第1位:第11話「伝わること、遺るもの」より「大好きよ、マーマ」

第2位:第3話「食卓会談」より「インドアなキャラクター、略してインキャなので…」

第3位:第10話「寂しい氷と小さな火」よ「その凍えた心…私が灯してみせる‼」

第4位:第2話「ありったけの心で」より「あなたの中の憎しみ全部、私にぶつけてくれていい!」

 

 

生アフレコの合間には各シーンにまつわるトークもありました。

惟子の熱演も印象的だった第4位のシーンは、東山さんが全力で演じるために自身のライブ翌日だったアフレコの日程を変更してもらった裏話を明かします。このシーンにかける気持ちが伝わるエピソードとなりました。

 

第4位、第3位の迫力のあるシーンとは違い、第2位は日常が描かれたシーン。“陰キャ”と書かれることも多いインキャを、「“インドアなキャラクター”という言い方ならマイルドだよね」と下地さんが言うと、一般的にも“インキャ”は“インドアなキャラクター”の略だと思っていた東山さんが驚きの表情を浮かべます。さらに、えびおの話題になると、えびおはご飯を食べるのか、など動力源が気になって仕方ない4人でした。

 

第1位に選ばれたのは、「大好きよ、マーマ」のシーン。能登さんの想いのこもった生の演技は「鳥肌」「胸がぎゅーってなった」と感嘆の声があがるほど。第1位にふさわしい熱演を直に浴びる素敵な機会となりました。

 

 

さらに、本編のCパートで流れたOMAKEコーナーより「テンシンリンノナゾ」と「オマエハダレダ」も、特別に生アフレコで披露。

オンエアでは声がついていなかっただけに、イベントだけで聴けるアドリブ満載の特別仕様でした。

 

 

ちなみに、イベントの第1部で選ばれたシーンとOMAKEで披露されたのは以下の通りです。

 

第1位:第1話「シャイなので」より「私は———私は『シャイ』なので」

第2位:第12話「せきをすれば、ふたり」より「さすさすしてほしいのかい⁉」

第3位:第10話「寂しい氷と小さな火」より「生まれて初めての、本気の親子喧嘩…!」

第4位:第3話「食卓会談」より「これが、ツヴァイハンダーだ! 」

OMAKE「ホントノリユウ」

 

放送情報や商品情報の告知では、2024年8月発売の「PROPLICA 転心輪」の実物も登場。下地さんと能登さんが実際に装着し、変身シーンが再現できるギミックを楽しんでいました。

 

 

最後に、4人からイベントの感想や第2期に向けた意気込みが語られました。

 

能登「作品のことや楽しいお話をして、あっという間に時間が過ぎてしまいました。頑張ろうという気持ちや前向きな気持ち、生きているっていいなと思えることなど、すごく温かいパワーが詰まった作品だと改めて感じましたね。第2期はキャラクターも増えてますますパワーアップしますし、現場は熱く楽しくやっております。ぜひ7月からの放送を楽しみにしていてください」

 

 

杉田「ヒーローを題材にした作品は多いですが、そこはチャンピオン汁ほとばしる秋田書店さんの『SHY』ですよ。アプローチがほかと違うんですよね。テル(シャイ)のヒーロー像は、勇気や優しさが全く押し付けがましくなく、すごく謙虚なんです。でも、自虐にも見えない、稀有なタイプだなと思います。こんなにも優しさや穏やかな自分の心の置き方で人を救うのは、まさにヒーローなんじゃないか、ってシャイに対して勝手に思っています。今後ともよろしくえびよ」

 

 

東山「皆さんが選んでくださったシーンをアフレコさせていただきましたが、鬼気迫るシーンもたくさんある中、テルと惟子ののほほんとしたシーンも上位に入っていて。ヒーローとしての必死の戦いだけでなく、テルちゃんが普通の女の子として歩む小さな一歩もすごく大切に描かれている、いろんな温かさが詰まっている作品だと改めて感じました。第2期でもキャラクターたちの葛藤が描かれますけど、敵もただの悪い人じゃないんですよね。第2期でどんなキャラクターが出てきて、どんな思いを打ち明けてくれるのか、ぜひご覧いただけたらと思います」

 

 

下地「生アフレコで『ちゃんと(好きだよって)伝えればよかったなぁ』ってペペシャさんのセリフがありましたけど、それって日々感じることだなと思っています。『SHY』に出会い、テルちゃんに出会ってから、ちょっと恥ずかしいけど『ありがとう』と言おうとか、『嬉しかった』と伝えようと思うことが増えてきました。私もインドアなキャラクター、略して“インキャ”ですが(笑)、そのおかげで前向きに優しさを届けたい気持ちがちょっとずつ大きくなった気がします。皆さんも『SHY』に触れて、そういう気持ちに少しでもなってくれたら嬉しいです。第2期もそう思えるような、繊細で優しい気持ちを取りこぼさないようにという思いが感じられる作品になっていますので、楽しんで見てくれたら嬉しいです」

 

 

退場する際には、杉田さんから「『SHY』の収録のあとに、海老天丼を食ってすみませんでした!」との懺悔もあり、最後までみんなを楽しませてくれたイベントは終了となりました。

 

TVアニメ『SHY』第2期は、2024年7月よりテレ東系ほかにて放送開始です。お楽しみに!

原作

実樹ぶきみ

SHYという作品をこれまで応援してくださり、支えてくださった
全ての方に感謝申し上げます。生まれてきてくれてありがとう…!

アニメ化でシャイ自身は死ぬほど緊張してると思いますが、
彼女の頑張る姿が少しでも多くの人励みになれば、
これ以上の幸せはないです。

百倍になったシャイの躍動と恥じらいをみんなで楽しみましょう…!

監督

安藤正臣

昨今、巷にヒーローは溢れていますが、その定義ってなんでしょうか?

私はきっと「どんなに怖くても、自分が出来る事から逃げ出さないで戦う人」なんじゃないかなと思ってます。

だから、この作品の彼女はヒーローなんだと…。

そんな「シャイ」な彼女のアニメでの活躍、ご期待下さい!

シャイ/紅葉山テル

下地 紫野

彼女は名前の通りシャイなヒーローですが、
自分自身の弱さと向き合い、戦う姿は誰よりもかっこいいと思うのです。
そういう強さが、この作品には溢れていると感じます。

アフレコはこれからですが、楽しみな気持ちが日々募っています。
原作を拝読したときに感じたエネルギーを皆さまにお届けできるように、
丁寧に演じていきたいと思います!

小石川惟子

東山 奈央

小石川惟子を演じさせていただきます東山奈央です!
『SHY』は心と向き合うアツいヒーロー物語です。主人公シャイのまっすぐな言葉に胸を打たれたり、登場人物たちのバックボーンに驚かされたり……何か大切な想いを受けとることができる作品です。

私の演じさせていただく惟子ちゃんは明るくて迷わず人助けができるようないい子です。しかしヒーローではありません!惟子ちゃんは普通の女の子で、シャイにとって大切な友達です。こんな風に思い合えたら本当に素敵だなと思える優しい関係性です。
そんな惟子ちゃんも実は思いもよらない心の闇を抱えていて……。
ぜひアニメ放送を楽しみにお待ちください!これからどうぞよろしくお願いいたします!!

えびお

杉田 智和

喋る海老だと思ったので語尾を「〜エビ」にしようとしたら、えびおはえびおなので海老ではありません、という演出を受けて現在の形に落ち着きました。
テルにとって兄でも父でも先生でもない、彼の優しさが伝われば幸いです。

スピリッツ

能登 麻美子

スピリッツ役をやらせて頂きます能登麻美子です。
スピリッツはこの作品に存在するヒーローのひとりで、ふわふわ感漂うお酒大好きお姉さん。
主人公シャイちゃんを見守るような役どころからスタートしていきます。
原作からはとにかくパワーをたくさん貰いました。胸が熱くなる、時にほっこりする、くすっと笑える、魂がほとばしる。等々。
何より、真っ直ぐに突き進む主人公シャイちゃんに胸を打たれずにはいられません。
原作のエネルギー、躍動感をめいっぱい立ち上げるごとくアフレコ現場ではみな全力でそれぞれのお芝居をぶつけ合い、重ね合っています。
きっと、素敵なアニメーションになる!!
みんなで丁寧に積み上げたものを早くご覧になって頂きたい気持ちでいっぱいです。
『SHY』放送をどうか楽しみにお待ちください!

スターダスト

三木 眞一郎

ヒーローが活躍する世界。
しかしヒーローそれぞれが、さまざまな思いを抱えています。
そういう部分はある意味リアルであり、その中で主人公の紅葉山テルが自分の抱えるコンプレックスとどのように向き合い、さまざまなな人達と接するうえで、どのように成長していくのかというのが見どころになると思います。
その中で触れられる、彼女に関わる人たちの在り方も魅力的に描かれていると感じております。
原作ファンの皆さんの期待を裏切らない仕上がりになっていると思いますので、アニメーション『SHY』を何卒よろしくお願いいたします。

レディ・ブラック

鈴代 紗弓

この度、レディ・ブラック役を演じさせていただくことになりました、鈴代紗弓です。
原作を拝見した際、登場するキャラクターの一人一人にいろんな葛藤がある中で、
特にレディは、思い描くヒーロー像がしっかりとあるストイックな子のイメージを受けました。
やっぱり信じる気持ちに真っ直ぐな姿はカッコいい……!
主人公のシャイが、シャイながらも奮闘していく姿にレディはどう関わってくるのか、是非放送を楽しみにしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします!!

ミェンロン

村瀬 歩

人がそれぞれ持っている得意なこと、苦手なこと。ヒーローにもそれぞれ悩みがあり、弱い自分を認め受け入れもがきながら成長していく様がとてもエネルギッシュで素敵な作品だなと思いました!
ミェンロンはとても優しい心と可愛らしい容姿を持ちながら「男らしさ」に悩んでいる子です。
そんなミェンロンに寄り添う声帯を貸してあげられるように日々アフレコ楽しんでおりますので、是非アニメでの登場を楽しみにお待ちいただけますと!

ユニロード

井上 喜久子

ユニロードは宇宙から皆を見守る立場で、高貴な雰囲気がありつつも、時々「え?」って言うような、とぼけたことをサラッと言ったりするのがおかしくって…
シリアスなシーンとのギャップを楽しんで演じさせていただいてます♪

本当はものすごーっく恥ずかしがりやのシャイちゃんが、全身全霊でがんばる姿は、とても感動的でキュンキュンします♡
魅力的なヒーローたちが繰り広げる熱い世界を、是非楽しんでいただけたら嬉しいです!!

スティグマ

田村 睦心

スティグマはアフレコを回数重ねた今でも難しい人です。彼の中は空っぽで、誰を対象に話しているかもわからない、本当は何を思っているかもわからない…でもそんなわからないだらけな人だからこそ引き込まれてしまうのかも。気になっちゃうのかも。シャイと関わっていく上でだんだん彼の中が埋まっていくのか、それとも有るものがみえてくるのか。楽しみです!
それにしても『SHY』、心が熱くなる作品です!皆さんに笑って泣いてほしい!!よろしくお願いします!

ツィベタ

沢城みゆき

ツィベタの声を担当させていただくことになりました、沢城みゆきです。
とても緻密に感情表現がされている原作なので、とにかくそれを取りこぼさないよう、漫画と台本を照らし合わせながらせっせと慎重に作業しました。…彼女は、私が認識していたよりも100倍くらい優しい人だと言うことが収録する中で分かってきて、これは大変だと慄きましたが、監督や音響監督の濱野さんに導いていただき一話一話進めていきました。
苦戦したけれど、大好きな能登(麻美子)さんとありったけの経験値とパワーで呼応しながら収録できた体感が清々しく私の中で輝いています。原作が大好きです。どうかアニメも楽しんでいただけますように。

クフフ

日高 里菜

クフフさんはとにかく楽しいことが大好きな女の子です。何を考えているのか掴みきれないところも多く不気味に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、演じる際はとにかく私自身が楽しんで、一人ミュージカルをしているかの如くノリノリで演じさせてもらっています。
ヒーローたちが様々な想いを抱えながら戦うシーンはかっこよく、特に主人公のシャイちゃんの全身全霊で敵に挑む姿はめちゃくちゃ熱いです!
そして…素敵な役者の皆様とお芝居、掛け合いができてアフレコもほっんとうに楽しいです!
いよいよ10月から放送スタート。ぜひご覧ください!

ドキ

土岐 隼一

出てきて早々キレちらかしていてすみません。
お騒がせしております。
この度『ドキ』の声を担当させていただきます、土岐隼一です。
まず初めに皆様にお伝えをさせて頂きます。
名前キャスティングでは無いです。…多分。
SHYの敵組織、アマラリルクで全力で主人公チームたちと闘っていきたいと思います!
第2期では彼の人となりもわかって来るのではないかと思いますので、何卒宜しくお願いいたします!!

イノリ

早見 沙織

イノリ役で参加させて頂きます早見沙織です。
まずは、熱いパワーと心を動かしてくれるエネルギーに満ちたこの作品に携われることを、とても嬉しく思っています。
イノリさんはシスターのような見た目で、口を開けば「愛」「愛」「愛」の人。語り口は丁寧で優しいですが、どこか異様な雰囲気を纏った存在です。
第1期ではちらりと登場でしたが、第2期が制作されるということで…!
彼女がどんな戦いを見せるのか、どんな過去を背負ってきたのかも、ぜひ一つのポイントとして物語の中で見届けて頂きたいです。

これからも「SHY」をお楽しみくださいませ。

天王寺曖

小岩井ことり

天王寺曖の声を担当させて頂くことになりました、小岩井ことりです。曖は忍者姉妹の姉でありながら力不足に悩み、しかしまっすぐ歩く芯のある女の子です。その心の機微をしっかり読み解き収録に挑みたいと思います。
そして…私事にはなりますが、忍者だいすきなんです…!憧れがひとつ叶って嬉しく思います。
『SHY』の世界を彩れるよう誠心誠意努めたいと思います。

ウツロ

上田 瞳

ウツロ役を演じます、上田瞳です。
彼女はシャイ達と対立する立場ということで…、
現時点で演じる思いや彼女について皆様にお伝えしすぎるのも親近感がわきすぎてしまうのではないかと思いつつ…、少しだけ…!
彼女がどうして『うつろ』なのか私自身がしっかりと受け止め、ヒーロー達の前にしっかりと立ちはだかる存在になれるよう、努めてまいります。
関西弁が話せるおかげでウツロや『SHY』とご縁が生まれたこと、とても嬉しく思っています。
シャイだけどあたたかくて優しいヒーローの物語…、アニメ第2期もよろしくお願い致します。

センチュリー

羽多野 渉

センチュリーはアメリカのヒーロー。
非常にキャプテンシーの高い人物で、みんなを引っ張っていく力強さを持っています。
ヒーローと一口に言っても、いろんな個性がありますね。
どんな個性であっても、自分以外の誰かのために勇気を出した瞬間に『誰もがヒーローになれるんだ』という、勇気をもらえる作品です。
声の出演させていただいて光栄に思います。

朱鷺丸

下野 紘

ボクが演じる朱鷺丸は、第2期から登場する天王寺曖と同じ霜賀の里出身の忍びで、幼い頃から姫である曖の従者として曖をそばで見守る少年です。
しかし、冷静かつ任務に忠実だったり、時に曖を嗜めたりする姿は、どこか少年らしからぬ雰囲気もある不思議なキャラクターです。
そんな朱鷺丸がどんな活躍を見せるのか…ご覧いただけたら、幸いです!『SHY』よろしくお願いしますっ!!

クァバラ

橘田いずみ

オーディションでクァバラを見た瞬間、なんとも個性的なキャラクターに『私がクァバラを演じたい!』と強く思ったので、決定のご連絡をいただいたときは本当に嬉しかったです!
スティグマ様に忠誠を誓っている純粋なクァバラも愛しいのですが、原作を読んで過去に起きた悲惨な出来事を知り、より一層クァバラに感情移入しました。
クァバラの可愛さ(?)が皆様に伝わったら嬉しいです!